注文住宅でよく口にされることと言えば、予算オーバーの話が多くありませんか?
あとあと追加の費用がかかって当初の予算を大幅に超えてしまった。
間取りの打ち合わせで要望を詰め込み過ぎて予算が足りない。
何度も打ち合わせに時間をかけてきたのに予算があわずに計画が振り出しに戻った。
無理して予算をあげたがためにローンの返済が苦しい。
などなど、お金の不安や問題の声は尽きません。
その1番の理由は、資金計画が甘いからなんです。
お客様自身も自分の予算がいくらなのかということが、なんとなくしかでしかわかってないことが多いんです。
無理もないです。いくらのローンを金利〇%で35年借りたら月々の返済はいくらになるって
普通のお客さんは知りません。(そのあたりは別の記事で書きますので良ければ参考にしてください)
そして営業マン側もそうなんですが、初対面のお客さんにお金の話は聞きにくい部分でもあるんです。
僕も昔はそうでしたから。
でも家づくりで一番大切なことは、資金計画です。
だって、
財布の中身にいくら入っているのわからないで、スーパーで買い物できますか?
お客さんも営業マンもお財布の中身を認識していないから、いざ蓋を開けてみると無理やん!予算オーバーってことになるんです。
これは予算を嘘をついたり、正確に伝えないお客様にも問題はありますし、ちゃんと聞きとらないあやふやな営業マンの責任でもあります。
お互いがきっちりと財布の中身を把握できていれば、予算を超える提案はしませんし、予算の中で
最大限お客様の理想の家を提案するのが営業マンの器量だと思いませんか?
財布の中身をしっかりと認識している営業マンなら、お客様の要望で予算を超えそうならば、ストップをかけてくれたり
もう一度優先順位の確認をして要望の整理や代替案を提示してくれます。
悪質な営業マンだったら、売上を重視してお客さんにをローンを借りれるだけ借りさせて返済地獄に陥れるやもしれません。
家を建てて不幸せになるやもしれません。
お客さん側でできる予算オーバーの対処法は、まず自分達の予算がいくらなのかという話、資金計画の話を各社で相談してください。
そこで各社、各営業マンのお客様への態度、姿勢に差がでるやもしれません。
もしかするとその会社の顧客層とはあなたが違って、相手にされない高級メーカーかもしれません。
それでもその後無駄な打ち合わせはせずに済みますし、下手に目を肥やさずに済むかもしれません。
そして、自分達のことを「ただの客」だと思っているのか、(実際お客様なんですけど、)お客様の資金計画を真剣に考えてくれる
担当者なのかどうか、お金の話で「人の成り」が見えると思います。
その話の中から、お客さんと営業マンで限界予算というものを共有することが大切です。
まずは自分達の予算を知る。そこから会社比較と土地選び。
その無理のない資金計画の中で、自分達の希望する建物の大きさ、間取り、仕様、土地選びをして
自分達の理想の家を建ててくれる会社にマイホームを任せるのが失敗しない方法です。
中には、ふっかけられそうだからと言って、予算を低めに営業マンに伝える人もいます。
どんなハウスメーカーでもグレードはいくつかあるはずです。
そうすると下のグレードの家で営業マンが提案してくるかもしれません。
それから、お金の話はしにくいと言うお客さんもいらっしゃいますが、
資金計画を後回しにして間取り先行で希望要望を並べていって予算に合わないとなると
そこから予算を削る作業が苦痛になって楽しい家づくりができなくなる可能性があるので、思い切ってできるだけ早い段階で
資金計画の話をしてくださいね。